itoki-shop店長、伊藤でございます。
本日は「木材」ではなく、「鉄材」です。木材にもこだわりますが、
鉄にもこだわります。個人的にはまっている「鉄材」ではありますが、
これまた、木材とも相性もGOOD
まずはこの写真。
ちょっと見にくいですが、
この二つの違いわかりますか?
両方ともブラックに塗装しているわけではありません。下の物が鉄が圧延でできる、いわゆる酸化鉄の被膜です。
上はその素地をミツロウ塗装したものです。
上が無塗装で下がミツロウ塗布後のものです。両方とも良い感じですが、無塗装のもので使用していくと錆の原因となってしまうので防錆とその風合いを損なわないため蜜蝋(ミツロウ)にてしています。
蜜蝋はミツバチの巣からハチミツをとった残りででき、天然の蝋のことです。
このままでは、固形で塗れないので熱で溶かします。
塊がのこっていますが火にかけると溶けます。
これを刷毛などで塗ったあと余分な蜜蝋をふき取ります。あらかじめ、鉄材本体をガスバーナーであぶっておくと容易に塗れます。
塗装などではないマットななんともいえない黒皮鉄の風合いがでます(写真下のもの)
ただ蜜蝋にも欠点があって夏場など気温が高い環境において溶けてしまい、触った感じが
ベタベタするのでお勧めできません。使用環境を選んでチョイスすることが重要かと思います。
ご紹介したのは、無垢のテーブル材などに使っている埋め込み式の反り止め金具ですが、
当ショップではこの黒皮鉄のアイテムはこちらのアイアンブラケットにて取り扱ってます。
徐々にアップしてきますのでお願いします